3: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/08/13(月) 22:49:50.04 ID:ppFvLiXj0
ふーん。
なかなかよくできてるなあ、と思わず見入ってしまっていた。
1番好きなものは、最後に食べるんです。かあ。
4: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/08/13(月) 22:51:39.13 ID:ppFvLiXj0
それはともかく、とっても購買意欲をそそられるCMだなあと唸ってしまう。
だって、思わず食べたくなってしまったもの、インスタント麺。
プロデューサーさんは、朝からずっと留守。
5: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/08/13(月) 22:53:21.77 ID:ppFvLiXj0
はやく帰ってこないかなー、プロデューサーさん。
ソファで足をばたつかせながら、机に投げ出されていたファッション誌にもう1度手を伸ばす。
何度読んだか分からない、流行のコーデ、小物、下着……。
6: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/08/13(月) 22:56:51.27 ID:ppFvLiXj0
「暇やなー」
もちろん誰も応えてくれない。
7: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/08/13(月) 22:58:28.82 ID:ppFvLiXj0
無為な時間に耐えかねて、蝉の鳴き声を数え始めた。
1匹、2匹。あ、また鳴き出した。3匹目。
連日の暑さに流石の彼らも堪えているのか、今日は何だか覇気がない。
8: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/08/13(月) 22:59:18.15 ID:ppFvLiXj0
「そんとき空から、けったいな光が降りてきはったんですわー」
ぽつりと他のアイドルの歌声を真似る。
もちろん合いの手は入らない。
9: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/08/13(月) 23:01:12.53 ID:ppFvLiXj0
「なに? なんや?」
慌てて周囲を見回す。
10: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/08/13(月) 23:02:14.10 ID:ppFvLiXj0
「はい、もしもし?」
白色の受話器を取って、1拍を置いてから応答する。
11: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/08/13(月) 23:03:08.04 ID:ppFvLiXj0
「ちひろさん?」
『急にごめんなさいね。いま事務所に1人? プロデューサーさん、帰ってきてる?』
12: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/08/13(月) 23:04:09.98 ID:ppFvLiXj0
『今日プロデューサーさんね、お昼には事務所に戻ってくるって聞いてたんだけれど。私、お昼頼むの忘れて外に出ちゃったのよ』
「あ、じゃああたしやるよ。任せて」
38Res/14.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20