110:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:43:05.97 ID:w6V3e5/y0
夕食を食べ終えた私たちは、懐中電灯の明かりを頼りに、川岸まで歩いていく。
やがて、遠くに点々と明かりが見えてきた。近づいていくと、光が強くなっていく。
ほたるの光。
その綺麗さに目を奪われて。それから、プロデューサーさんが私を見ているのに気付いた。
「綺麗ですね。プロデューサーさん」
「ああ……そうだな」
そして彼は、にっこり笑った。
つられて私も笑って。
私達は笑いあった。
優しいほたるのひかりに、見守られながら。
―――白菊ほたる「恨みます、プロデューサーさん」―――≪終≫――
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