白菊ほたる「恨みます、プロデューサーさん」
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109:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:41:15.05 ID:w6V3e5/y0



 残念だけど、それも仕方がない。


 昼食をとってから辺りを散歩して、色々と話し合った。

 プロデューサーさんは、この夏の終わりから、近くの街で仕事を見つけたと言う。


 少し歩くと、綺麗な水の流れる川辺にたどり着いた。



「ここなのかな……」

「なにが?」


 首を傾げた裕美ちゃんに、ほたるのことを教えてあげた。


「へえ……見てみたいね」

「でも仕方ないよ、御仕事だもん」


 そして夕方になって、車に乗ろうとして。


「あれ?」


 関ちゃんプロデューサーは顔をしかめた。いくらキーを捻っても、車は動き出さない。


「エンストか? 嘘だろ」


 電話で修理業者を呼ぼうとしていたけど、そこで裕美ちゃんが関ちゃんプロデューサーに近づいていった。

 なにかを話してから、私とプロデューサーさんの方を見て、肩をすくめてから電話をしまった。

 それから叔父さんと少し話して、大声で言った。






「今日はここに泊まりだー」


 関ちゃんプロデューサーは、いくらか余裕をもって予定を立てていたらしい。

 修理だけしてもらって、出発は明日の朝となった。






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