ティオナ「アルゴノゥト君……食べていい?」ベル「ダ、ダメですよっ!!」
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19:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/11(土) 23:03:04.76 ID:6RuttCED0
ティオナ「文句があるなら相手になるけど?」

アイズ「ティオナ……!」

今のアイズの目を見れば、わかる。

嫉妬に駆られ、憎悪を宿した金色の瞳。
彼女は眦を決して、憤激していた。
《剣姫》が、いや《戦姫》がブチ切れている。
間違いなく、アイズもあの子に恋をしている。
ならば私は、恋のライバルとなってあげよう。
この不器用なお姫様に、気づかせてあげよう。

だってこんなにも、素敵な気持ちなのだから。

アイズ「ベルは誰にも渡さないっ!」

ティオナ「だったら、取り返してみなよ!」

これから私たちは初めて大喧嘩をする。
この派閥には居られなくなるかも知れない。
しかし、それはそれで一興だ。ワクワクする。
この際、姉の元から離れて、独り立ちしよう。
アルゴノゥト君の派閥に転がり込むつもりだ。

無論、ロキが黙ってないだろうし、あそこにはフィンが執心しているパルゥムの女の子も居る。
もしかしたら、戦争遊戯が勃発するかも。
だけどそれもそれで愉しそうだ。胸が高鳴る。
上等じゃん。来るなら来い。全力で迎え撃つ。

大好きだと気づけたアルゴノゥト君を巡り。
私はこれから、大冒険をする。そう決めた。
初めて抱いた恋心を、貫き通す為に戦おう。

だって私たちは、恋する冒険者なのだから。


【ダンジョンでフハるのは間違っているだろうか】


FIN


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