7: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/08/10(金) 00:04:54.15 ID:OipDTOFK0
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ぐるりと町内を練り歩き、公園に寄り、来た道を戻って、私たちは帰宅を果たす。
店内に母の姿はなく開店準備は、ほぼほぼ終わってしまっているみたいだった。
玄関の雑巾でハナコの足を拭いてやり、家へと上がる。
母はダイニングで一息入れているようだった。
「ただいま」
「おかえりなさい」
「お父さんは?」
「まだ寝てる」
「あ、今日競りだったっけ」
「そうそう。だからお昼まで寝かしといてあげて」
「うん。お店のこと私やるから、お母さんは家のことやってて」
「ええ、頼むわね。凛もコーヒー飲む?」
「ううん、大丈夫。じゃあお店にいるね」
「はーい。ハナコもお店番よろしくね」
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