15: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/07(火) 19:40:09.88 ID:sNkWvj140
コンクリートの感触が足から伝わる。
屋上へと続く扉を開けると、僕の目に青い空が浮かんだ。
16: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/07(火) 19:48:04.28 ID:sNkWvj140
「おっと……先客か」
「!」バッ
17: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/07(火) 19:51:35.79 ID:sNkWvj140
「………」
「隣、良いか?」
18:名無しNIPPER[sage]
2018/08/07(火) 21:34:43.70 ID:9vL5eNxDO
2
19: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/08(水) 22:20:21.50 ID:Ndy4wz0F0
唇の端をきゅっと締めて頷く。
彼はにっと笑って僕の隣に座った。
20: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/08(水) 22:29:36.80 ID:Ndy4wz0F0
「こうやって生きてるとさ」
「……はい」
21: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/08(水) 22:41:20.16 ID:Ndy4wz0F0
「俺達は学生だ。閉鎖的な社会で暮らしてると思想が歪む時がある」
「気持ちの整理がつかない奴は、自分や他人を傷つける事だって――」
22: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/08(水) 22:52:03.69 ID:Ndy4wz0F0
ようやく放課後だ。
もう家に帰って休みたい。
23:名無しNIPPER[sage]
2018/08/08(水) 22:54:51.85 ID:VG3DrO3LO
3
24: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/08(水) 22:59:57.61 ID:Ndy4wz0F0
真っ直ぐ帰るより15分位かかるけど仕方がない。
裏門から帰る事にしよう。
25: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/08(水) 23:13:10.41 ID:Ndy4wz0F0
挙動不審な僕に、友人は以前と変わり無く接してくれた。
どっちつかずな僕の気持ちを、先輩は汲み取ってくれた。
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