巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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524:逆転の人  ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/08/04(日) 00:45:34.05 ID:cF6G9GHc0
ロムルス「……」

ナーサリー「……」

ロムルス(このときばかりは、二人きりにさせるべきであろう)

ナーサリー(マスターとサーヴァントの絆はワンオフだもの。邪魔は……しない方がいいわ)

最原「……?」








結界の外


「……アンジー。起きろ。アンジー」

アンジー「ん……?」

アンジー(あれ。アンジーは……なんで倒れてるんだっけ)

アンジー(……そうだ。確か、爆弾の音と光が目と耳を塞いでても予想外に大きすぎて……ていうか身体が吹っ飛んで真後ろの結界に叩きつけられて)

アンジー(身体が痛い。でも起きれないほどじゃない)

ムクリ

アンジー「……わぁ」

アンジー(周囲は一変していた。アンジーたちを閉じ込めていた檻は完全に叩き壊されて……)

エドモン「見覚えのある星空だ。やっと知っている星座を拝めたな」

アンジー「……」

アンジー(こちらに背を向けるエドモンの姿は透けていた。変な光った粒子も見える)

アンジー「……どうしてこっちを見ないの?」

エドモン「なに。大した理由などないさ。爆発の影響で顔が傷だらけになったとでも思っておけ」

アンジー「さっきお別れだとか言ってたのに」

エドモン「俺は前からこうしていたぞ。分身に余力のあるときは、アンジー。少しだけでもお前にリソースを割く」

エドモン「今もそうしているだけだ。それに……」

アンジー「それに……なに?」

エドモン「ありがとう」

エドモン「……と、まあ。礼を言い忘れていたと思ってな。それだけだ」

アンジー「……本当に……お前はさー……」


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