巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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515:逆転の人  ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/07/24(水) 21:06:38.43 ID:z6UEY0gQ0
百田「待てよ! 俺たちもテメェに言いたいことがあんだよ!」

巌窟王「……」ゴオオオオオオオッ

百田「待てって! 火力上げてんじゃねぇ! 発進準備にはまだ早ぇってーの!」

夢野「……いや。もうよい。これ以上は無理じゃろ。それに無意味じゃし」

百田「んだとォ……!?」

夢野「あやつは知っておるわ。ウチらがどれだけ巌窟王との別れを惜しんでいるか」

夢野「……よーく知っておるじゃろ。お主は忘れてても、巌窟王は忘れない。ここで過ごした日々のお陰でな」

王馬「だろうねー。特にこの十六人の生徒の中で最もわかりやすいのは百田ちゃんだろうしさ」

百田「テメェが言うと褒められてる気がしねぇな。絶無だな」

茶柱「最原さん。あなたはどうです?」

最原「僕?」

最原「……」

最原(言いたいことは沢山あるに決まってる。沢山ありすぎて短く絞り込むことが不可能だ。だから何も言えない)

最原「……僕は……」

巌窟王「最原。最後に貴様に言いたいことがある」

最原「!」

巌窟王「最後の最後。ささやかな復讐だ。貴様、結局最後まで嘘だと明かさなかったな」

最原「……何のこと?」

巌窟王「『白銀のやったことを絶対に許せない』、という下り。あれは嘘だろう」

白銀「え」

巌窟王「……どれだけ怒ったフリをしたところで無駄だ。貴様はいつか白銀を許してしまう」

巌窟王「おそらく貴様が思っているよりも遥かにくだらない理由ときっかけで」

最原「……だったら何?」

巌窟王「何でもないさ! ただ貴様の嘘を暴いてやりたかった! それだけのことだ!」クハハハハハハ

最原「ええっ!?」

真宮寺「本当にささやかだネ……最原くんに言論で叩きのめされまくったことを余程根に持ってたんだ……」

巌窟王「黙れ!」


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