巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
1- 20
488:逆転の人  ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/06/28(金) 22:41:16.90 ID:G7vEb4nP0
セミラミス「……論外で圏外な残骸どものことはもう放っておくことにしよう。大事なのはここからなのだからな」

王馬「うわー。ボロクソ言われてるね俺たち」

春川「……」スッ

百田「うおーーーい! ロムルス、もう絶対に結界を解除すんなよ! ハルマキがクラウチングスタートの姿勢になってっから!」

最原「結界が解除された途端に全力疾走して一瞬で殺す気だ!」ガビーンッ

セミラミス「カエデ。汝はまだ子供であろう?」

赤松「……だったら何?」

スッ

赤松「!?」ビクッ

セミラミス「……たまには大人に甘えてみろ。その年頃ならまだ自然だろうさ」ギュッ

赤松(……あまりにも自然な動作で、避ける暇が無かった。私は今、ふわりとした力加減で抱き寄せられている)

アンジー「……」

アンジー(まずいなー、これ。セミラミス、明確に本気になってる。アンジーたちの前に現れてから初めてかも)

最原「容赦無しで落としにかかってる……!」

茶柱「こ、これ。万が一赤松さんがセミラミスさんの提案に『YES』って言ったらどうなるんですか?」

王馬「さっきの議論での勝敗が逆転するだろうね。赤松ちゃんの希望が、これまで積み上げてきたすべてを台無しにしてでも優先される」

王馬「ただしあくまで聖杯が聞き届けるのは赤松ちゃんの願望みたいだから、俺たちに直で不利益になるような展開はないはずだよ」

入間「オイオイオイオイ……オイオイオイオイオイオイオイ……! 多数決じゃなく赤松たった一人の意見でか!?」

最原「騒ぐのはもうちょっと後でいいよ」

百田「……そうだな。終一と俺も同意見だ」

天海「どうしてっすか?」

百田「まだ赤松の答えを聞いてねぇ」

最原「確かに僕たちは結界の内側にいるから、もうセミラミスさんに手出しは不可能だけどさ」

最原「……いや、仮に外に出れたとしてセミラミスさんを無傷でどうにかできる保証が無いから手出しできないし、させるわけにもいかない」

最原(同じ理由でアンジーさんにも無茶はさせられない。彼女がいないと巌窟王さんが凄く困るし)

最原「この場で彼女をどうにかできる人間がいたとしたら、たった一人……」

天海「……赤松さん、だけ……!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
631Res/796.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice