巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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416:逆転の人  ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/04/30(火) 21:21:28.91 ID:klKke+G70
BB『そろそろ……限界ですね』

最原『BBさん……!』

BB『……楽しかったですよ。あなたたちをサポートしていた時間は。とっても』

BB『巌窟王さん。ハリボテ以外にも一つプレゼントがありますので。期待しててくださいね』

BB『……バトンタッチです。後は任せました』ニコリ





最原「もう一つのプレゼントって何? 今まで巌窟王さん、その話だけはしてなかったよね?」

巌窟王「……」

巌窟王「ふん。らしくないことをするべきではなかったか」

巌窟王「一つ、間違いを正そう。俺はこの事実を悪意で隠していたわけではない。ただ……」

最原「ただ?」

巌窟王「これの正体が俺にもわからないからな。どういう使い方をすれば正解なのか俺にもわからない」

巌窟王「箱詰めにされている上に『揮発性だからいざというときまで温存で』と走り書きされているようなアイテムだ。そう簡単に期待させられるか」

天海「さっきから具体性が大分欠けてるんすけど……巌窟王さん、BBさんから何渡されたんすか?」

天海「今すぐちょっと見せてくれないっすかね?」

巌窟王「無理だな。俺がBBから渡された……と思われるものはただの『刻印』だからな。しかも目に見える場所に刻まれてない」

天海「刻印?」

アンジー「ああー。これBBがやったんだ? 途中から気絶してたから全然わかんなかったよー」

アンジー「……BBを犠牲にした事実を受け止めるのが怖かったの?」

巌窟王「……」

アンジー「甘えんぼさん。だから自分で言わずに終一に指摘させたんだねー」

巌窟王「アンジー」

アンジー「……ごめんなさい」


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