巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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逆転の人
◆SxyAboWqdc
[saga]
2019/04/04(木) 21:29:54.25 ID:+epZHX1Z0
赤松「どうして……」
赤松「まったく理解できない! なんで! なんでなんでなんでっ……!」
赤松「どうして外の世界に期待できるの!? 私たちのことを傷つけたってことしかわからない外の世界に!」
赤松「自分好みの方法でぶっ壊してから外に出ることだってできるのに!」
赤松「わからないわからないわからない! 最原くんが何を考えてるのか、私には全っっっ然わかんないんだよお!」
最原「僕自身もそうだよ。前に進む理由がずっと見つからなかった」
最原「……でも赤松さんのお陰でやっと言語化できた気がするんだ!」
最原「そうだよ。僕はずっと、外に出たかったんだ! 戦う理由なんてそれだけだったんだよ!」
赤松「なんで……!」
最原「外の世界に何があるのかわからない。何故なら敵対者すら偽物だったから!」
最原「じゃあ味方はどうなの? 僕たちの仲間に外の世界から来た誰かはいなかった?」
赤松「!」
巌窟王「……最原。まさか……」
最原「そうだよ! 言うのは物凄く恥ずかしいけど、僕たちは巌窟王さんに会ったんだ!」
最原「デバイス越しにはイシュタルさんとかナーサリーさん、BBさんとも話した!」
最原「いっぱい……いっぱい、助けてもらったんだ! 返しきれないくらいに色々なものを送ってもらった!」
最原「外の有様を見た? 現代アート風味の巨大ネコアルクオブジェってなんだよ! ふざけてるのかって感じだ!」
最原「……ああいうのを見て……少しは思ったはずだよ」
最原「赤松さん! 僕たちは、この学園で傷付いただけだったの!?」
赤松「……うっ……!」
最原「違う……そうじゃなかったはずだ。僕たちは笑ってた!」
最原「巌窟王さんたちのせいで、悲しんだり、苦しんだりしてるのを中断しなきゃいけないタイミングがあった!」
最原「笑うのとか、巌窟王さんがアホなことをしてるのを見て呆然としたりとか、もう滅茶苦茶だよ! 手間ばっかりかけさせてくれる!」
最原(そうだ。戦う理由なんて明らかだった。巌窟王さんが全部でいいって言ってたのもあながち間違いじゃなかった!)
最原「『記憶』に嘘は吐けない。産まれの記憶が捏造だったとしても……!」
最原「この学園での思い出だけは、本当にあったことだ!」
最原「……『思い出』に嘘を吐きたくない! 背を向けたくない! 決意したことを忘れたフリすることはできない!」
最原(この忘却補正にかけて――)
最原「僕は……みんなと外に出ることを諦めない! 絶対に外の世界に行くんだ!」
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