巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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380:逆転の人  ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/03/28(木) 21:22:27.53 ID:Te/UDNvR0
セミラミス「……ふっ。まあいい。どうせ最初から最原にはわかっていたようだからな」

セミラミス「バラしたのが我か最原かの違いに過ぎぬだろう。問題はまったくない。ないな?」

最原「……あ、えと……」アセッ

赤松「……セミラミスさん。私は最原くんとの付き合いがちょっとだけ長いからわかるんだけどさ」

赤松「最原くんの言ってたこと、多分ほとんどハッタリだったよ……!」

セミラミス「」

最原「現時点でバックアップを持っていそうな人がセミラミスさんくらいしか思いつかない」

最原「だから結構前の時点でこっちの底を見せないように立ち回ってたんだけど……」

最原「助かったよ王馬くん」

王馬「こっちは命懸けだからね。最初から命のことをどうでもいいと思って隙だらけ緩々になった女の人なんて相手にならないよ!」アッハッハッハ

セミラミス「……」ジッ

赤松「え……なんでこっち見てるの?」

セミラミス「あやつ殺していいか?」

赤松「気持ちは本当よくわかるけどダメ!」

王馬「……よくわかっちゃうの?」

春川「よくわかっちゃうね」

王馬「ガーン!」

セミラミス「まあ白銀から権限を渡された時点で詰んでいた気もするがな」

セミラミス「この方向性からバックアップを取り寄せる方が情報が新しく正確だ」

赤松「その補足いる!? 余計に追い詰められるだけなんだけど!」

セミラミス「……」シラーッ

赤松「……!」

最原(あと一押しで抱き込めそうだ!)

最原(なにか……他に交渉に使えそうなファクターはないか!)キョロキョロ

ネコアルク「にゃー……コタツで寝たい……」ゴロゴロ

最原「あった」


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