巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
1- 20
310:逆転の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/01/31(木) 20:45:38.80 ID:BYswMy6f0
天海「……白銀さん。俺はどうやって、分断前の記憶を取り戻したんだと思います?」

白銀「……」

天海「薄々感づいてたんじゃないっすか。俺は最原くんみたいなスキルでもなんでもなく『偶然』で記憶を取り戻したんすよ」

天海「それ以外にマジで理由がないんす」

天海「……ははっ。何もかも偶然っすよ。赤松さんの砲丸がマジで巌窟王さんの頭上に落ちたのも」

天海「いや。巌窟王さんがそもそもここに呼ばれたのだって」

天海「……白銀さん。ただの偶然で、今回のこの学園での出来事は、前回の学園でのコロシアイみたいにならずに済んだ」

天海「ここまで来たらもう……偶然じゃなくって『運命』って言えるのかもしれないっすね」

白銀「だから……なに?」

天海「諦めてくれないっすか? 流石に相手が運命じゃ、白銀さんでも勝てないでしょ。世界より余程に分が悪い」

天海「友達からの一生のお願いっす」

白銀「……まだ私のことを友達だって言ってくれるの? 何もできなかったのに」

白銀「あなたを殺して終わらせることも。私が死んで終わることも」

白銀「……あなたたちが何も思い出さずに私を殺してくれたら、少なくとも『才囚学園での物語』はハッピーエンドだった」

白銀「一瞬だけだったとしても、達成感で幸せになれたはずだったのにさ……!」

天海「興味ないっすね! 余計なお世話クソ食らえっす!」ニカッ

天海「……今回の学園で発揮した行動力、今度は正真正銘、俺たちのために使ってくれないっすか?」

白銀「……なんていうか……」





ネコアルク「メンタルをボッコボコにした後で新しい目的意識を植え付けるとか、やり方が完璧に洗脳のそれじゃないかにゃー」

天海「!?」ガーンッ

最原「今は黙ってて」ガバッ

ネコアルク「もがぐぐ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
631Res/796.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice