50: ◆V1gN/9sbLo
2018/08/07(火) 00:35:18.55 ID:Tzjzo4JG0
まゆ「普通床を浸すほどの血が出ていれば濃厚な鉄の匂いがします……つまりこれは血糊です。案外安価で作れるので、少し凝ってみるともう少し粘度や酸化を真似たモノにできます」
まゆ「そして実際に首元の傷跡……こと傷跡のメイクは見事なものです。思わず吃驚してしまいました。信じそうでした」
まゆ「ですが傷跡の場所が悪い。ここは頸動脈です。本当に頸動脈に何らかの刃を突き立てたのならば、大体1メートルほどは血飛沫が飛ぶと言われています。だとすればこうも粘度のあるとろりとした出血はしない」
51: ◆V1gN/9sbLo
2018/08/07(火) 00:40:49.72 ID:Tzjzo4JG0
P「ごめんなさい」(平謝り)
まゆ「いいんですよぉ、気にしていませんから」
まゆ「あ、そうだ。実際に血糊を作るときは、酸化させた鉄片を加えるのはどうでしょうか。それっぽくなりますよ」
52: ◆V1gN/9sbLo
2018/08/07(火) 00:45:01.19 ID:Tzjzo4JG0
まゆ「……まあいいです。許します。まゆも乗っかっちゃいましたしね」
P(ほっ……)
まゆ「けどそれはそれとしてお願いがあります」
53: ◆V1gN/9sbLo
2018/08/07(火) 00:55:14.60 ID:Tzjzo4JG0
P「……それで、お願いって?」フキフキ
まゆ「二度とこんなことしないでください」フキフキ
P「……」フキフキ
54: ◆V1gN/9sbLo
2018/08/07(火) 00:58:17.66 ID:Tzjzo4JG0
P「ごめん……」
まゆ「いいんですよ」
P「それと……一つ聞きたいんだけど、いつ俺が自殺してるって思った? まず俺の光景を見たら、他殺の可能性もあり得ただろう? 俺を見た瞬間に悲鳴でもあげるかと思ったのにそうじゃなかったし、遺書を見る前に自殺ってわかってた風だったよね」
55: ◆V1gN/9sbLo
2018/08/07(火) 00:59:01.65 ID:Tzjzo4JG0
P「俺ってそんなに自殺しそう?」
まゆ「まあ、イエスかノーで言えば、イエスですね」
P「……」
56: ◆V1gN/9sbLo
2018/08/07(火) 01:00:13.71 ID:Tzjzo4JG0
おしまいです。
ここまで付き合って頂きありがとうございました。
皆さんも有給休暇を有意義にコミケに浪費していきましょう
57:名無しNIPPER[sage]
2018/08/07(火) 01:03:15.46 ID:1kOfeUjH0
乙
58:名無しNIPPER[sage]
2018/08/07(火) 01:25:14.45 ID:uFlZXXB7o
乙です
こういうの本当に好きです
59:名無しNIPPER[sage]
2018/08/07(火) 06:52:04.41 ID:F/myn1+9O
少しクスッとした
70Res/24.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20