椿「もう一歩、そっちへ寄っていいですか?」
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36:名無しNIPPER
2018/08/03(金) 19:33:32.94 ID:9sBmy8QR0



改めてブースの向こうの彼女を見る。

ガラス越しのADさんをしばしば確認しているし、CM入りの前後は何度も指示を送りあったりしている。



P「いろんな人が携わって、番組ができてるんだよね」



それは本当に、いろんなお仕事を経験する度に私も感じることだ。



P「でも、『みんなの為にうまくやらなきゃ』じゃなくて、『みんながいるからきっと大丈夫』って考えてほしい。ここにはディレクターも、構成作家も、俺もいるんだから」

椿「……そうですよね」



みんながいるから大丈夫。

とっても大事なことだ。



P「実は高森さんも小さな箱番組に出たのがラジオデビューで、そこからだんだん人気を得て、自分の番組を持つにまで至ったんだよ」

椿「そうだったんですね……」



知らなかった。

みんなそうやって、

一歩ずつ踏み出して前に進んできたのかな。



P「椿だって飛躍の可能性はいろいろあるし、こういうチャンスも楽しめるようになっていけたらいいね。周りを信じて、少しずつ頑張ろうね」

椿「……はいっ」



焦っちゃダメだ。

私なりに、できることから少しずつ。

そして、周囲を信じること。頼ること。





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