杉山「大野なんて死ねばいいのに」
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17: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/03(金) 21:36:31.68 ID:GdHGw1+H0
終業式の前日、先日に受けた外部模試の結果が返却された。

大野と俺の偏差値は、10つ以上も違っていたのだった。
また俺の中に焦りがつのり始める。

帰り道の途中、大野に点数を見せろと言われて、まさか拒否することもできず。
大野は丁寧にその成績表を見た後、黙ってそれを俺に返した。

大野「杉山、夏休みあれば成績なんて幾らでも伸びる。むしろお前最近全然やってないみたいだったのにこの点数とれれば凄…」

杉山「虚しくなるだけだから、やめてくれよ。」

ひたすらに自分がかっこ悪いと思った。
この発言含めて何もかもがかっこ悪い。
惨めな気分で仕方なくなた。

大野が少しだけ気まずそうにそうフォローをいれてきても、ちっとも救われない。

杉山「…俺帰る。帰って勉強でもするよ。」

大野「…ああ。頑張れよ」

帰り道なんて同じなのに絶対困らせたに違いない。
でも大野は俺の背中を黙って見送っていた。
俺はそのまま部活動を夏前で引退した彼女の家の前の公園に向かった。


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