40: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 01:17:24.19 ID:Ai+XpKnp0
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「おつかれさま」
楽屋。
早苗は二度目のLIVEを成功させた瑞樹をねぎらった。
「最高のLIVEだったよ!」
「そうするつもりだったけど、まだまだね」
早苗は微笑んだ。
瑞樹ちゃん、ふっきれたみたい。
心の中でそう思った。
口に出さなかったのは、同じアイドルとして少し、あくまでほんの少しだけ、悔しさを覚えたから。
「アナウンサーにしておくのがもったいないよ」
「あー……うん、自分でもそう思うわ」
瑞樹の口調のにぶさに、早苗の直感が働いた。
「ふっふっふっ」
「なによ」
「これから、楽しくなるね!」
「そう……そうね。きっと、そうだわ」
瑞樹の言葉は、まだ惑っていた。
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