88:名無しNIPPER[saga sage]
2018/08/07(火) 00:02:01.02 ID:pNg+A1G5o
秋槻「……ふぅ」
車掌「どうかされましたか?」
秋槻「……いえ。……アドバイスになれたかなって」
車掌「気持ちは伝わったと思いますよ」
秋槻「……そうですかね。……なんだか、彼女の気持ちも否定しちゃったし」
車掌「まるで経験があるような言い方でしたね」
秋槻「分かりますか?
俺もあの子くらいの歳に思い切ったんですよね。髪を染めたりして」
車掌「まぁ」
秋槻「だから、ちょっと心配だったんですよ」
車掌「この旅は一人ではありませんから。きっと大丈夫ですよ」
秋槻「そうですね」
車掌「立ち聞きしてしまって申し訳ありませんでした」
秋槻「いえいえ!
俺も、正しいことなんて言えないですから。聞いてくれて助かります」
車掌「そう言っていただけると」
秋槻「大人になったから言えますけど……、あの子たちが羨ましいです」
車掌「……」
秋槻「デネブが走り続ける限り、日常を越えていられるんですから」
車掌「ふふ、嬉しい限りです」
……
…
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