539:名無しNIPPER[saga sage]
2020/03/05(木) 23:00:05.81 ID:wQFDgRACo
日向「なんで顔合わせの時、来なかったんだよ? 制作発表の時も居なかったな?」
みこと「やること一杯あったから。ここに来るために、しなきゃいけないことが」
日向「ふぅん。……まぁ、それで色々と話題になってるよな、今回の映画」
マリ「話題?」
日向「さっきの、野球娘、逢坂ここ。ゆづとの数年ぶりの共演、白鷺千聖。
若手女優にして作者の娘、鶴見琴。ゆづと、飯山みらい。などなど」
マリ「ほぉ〜」
みこと「でも、出演者だけじゃないよ、スタッフの人たちも凄い人たちばかりで」
日向「そこはよく分からないんだけどな」
マリ「え!? 私の役ってみこっちゃん!?」
みこと「うん」
マリ「なんで!? 報瀬ちゃんじゃないの!?」
みこと「報瀬さん役は白鷺さんだよ?」
マリ「うん、さっき聞いた! なんで私!?」
みこと「他にイメージの合う人いなかったから?」
マリ「そうなんだ……。私、結構美人なんだね」
日向「自分のことよくそう言えるな……」
みこと「一番近くでキマリさんを見てて、一番近くでお母さんの小説が生まれるところを見てたから」
マリ「……」
みこと「ダメだった?」
マリ「ううん、むしろ光栄だよ」
みこと「……よかった」
日向「話を聞いてたら、キャスティングしたの、みことになるんだけど……そうなのか?」
みこと「うん、お母さんと考えたよ」
マリ「へぇ……」
みこと「色んな人にわがままいって迷惑かけたみたい」
日向「そうなのか……よく分からないけど」
みこと「さくらさんも、ちゃんと居たよね?」
マリ「あ、うん。さっき挨拶したよ」
日向「なんか、凄い人脈を持ってるような気がしてきた」
みこと「利用できることは全部利用した……この日の為に」
マリ「…………」
みこと「演劇部の部長さんも、劇団の人たちも。
お母さんにお願いしてキマリさん達の旅を小説にしてもらった」
日向「うんうん、何度か取材に来て話したな」
マリ「何度も?」
日向「3回くらいかな」
マリ「なんで!? 私、1回だよ!」
日向「いや、キマリ……忙しそうだから……」
マリ「おかしいよ、まだサイン貰ってないのに!」
みこと「私が……キマリさんのこと、話してたから……かな」
マリ「うーん、なんか釈然としないような……」
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