513:名無しNIPPER[saga sage]
2020/03/05(木) 00:29:48.79 ID:wQFDgRACo
「それは、君に逢うために急いできたからさ。他に理由がいるかい?」キラン
結月「相変わらずですね……」
マリ「か、栞奈ちゃん……! 何が入ってるのこれ……!」
栞奈「漬物石」
マリ「え……!?」
みこと「……!?」
栞奈「あ、嘘だよウソ。教材が入ってるんだよね」
マリ「なんで!?」
栞奈「いやー、試験でちょっと力不足感じちゃってさ」
結月「デネブの中でも勉強するんですか」
栞奈「まぁ、出来ることはやろうと思ってね。大丈夫、みことちゃん?」
みこと「はぁっ……はぁっっ」
マリ「戻って来たんだね」
栞奈「色々と、取り残したものがあるからね」
結月「栞奈さん、これ」
栞奈「……? なにそれ?」
結月「電話番号です」
栞奈「え!? 結月ちゃんとのホットライン……!?」
結月「違います。あの人の番号です」
栞奈「え――?」
マリ「ん?」
みこと「あの人って……はぁふぅ」
栞奈「……」ピッピップ
結月「あ……! 違います! 今じゃなくて最終駅で――」
trrrrrrrrr
プツッ
『はい』
栞奈「もしもし、白石結月です」
『バカじゃないのか?』
栞奈「そんな、ひどいです大村さん」
『いまって、東京だよな……?』
栞奈「そうですけど」
『なんで電話してんだよ? 最終駅でって伝えたはずだけど??』
栞奈「なによ、今電話したら不服だって言うの?」
『いや……声聞けて……嬉しかったけどさ……』
栞奈「え――ッ!?」ボフッ
マリ「あ、真っ赤」
みこと「うん」
結月「……」
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