マリ「超特急デネブ?」結月「そうです」
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364:名無しNIPPER[saga sage]
2020/02/14(金) 16:07:55.04 ID:l1m2r1O+o

日向「人間関係で嫌なことがあってさ、無理だと思って行くの止めたんだよね」

栞奈「……」

日向「止めたって言ったら、自分の意志で決めたみたいに聞こえるけど……。
   まぁ、逃げたんだな。私は、そういう煩わしいことから」

栞奈「……」

日向「だけど、逃げた先にキマリと報瀬が居てさ。
   二人が目的を持ってたからそれに乗っかった形になるんだけど……」

栞奈「…………」

日向「キマリと報瀬だって、その煩わしいモノを持ってるんだと思う。
   それって、誰かと生きていく以上避けられないことだと思うんだよ」

結月「……」

日向「だけど、嫌じゃなかった」

栞奈「……嫌じゃ……ない?」

日向「うん。嫌じゃない。たまに腹が立つし、呆れるし、不快に感じることもある。
   けど、嫌じゃないんだ。きっと、私自身が報瀬とキマリ、ゆづにもそう感じさせてるからだと思う」

栞奈「……」

日向「えっと、何が言いたいかって言うとだ。
   私から見たら、栞奈と大村はそんな風に見えたってこと」

結月「そうですね、私もそう思います」

栞奈「……っ」

日向「だから、どうなりたいかなんて先のことを考えるより、
   栞奈がどうしたいか考えた方がいいと思うよ?」

栞奈「……報瀬と……同じこと言うんだ」

日向「報瀬……?」

栞奈「なんでもない」

結月「日向さん、逃げたって言いますけど……私はそう思わないんです」

日向「?」

結月「だって、逃げてる人が勉強できるわけないです。
   同じ年頃の人たちが出入りする場所で、コンビニでバイトなんて出来るわけないです」

日向「ゆづ〜」ダキッ

結月「きゃぁ!?」

日向「そんなこと思ってくれてたのかぁ〜」スリスリ

結月「ひ、日向さん……!?」


「結月ちゃん!?」ババッ


栞奈「あ……」


さくら「大丈夫!? 結月ちゃ……ん?」


日向「なるほど〜」スリスリ

結月「……なにがですか」

日向「キマリが言う通り、柔らかくて温かくていい匂いだなって」

結月「セクハラは同性でも適用されるんですよ」

日向「あはは、悪い悪い」

結月「……もぅ」



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