307:名無しNIPPER[saga sage]
2020/01/17(金) 16:12:07.57 ID:KOzKQsUKo
報瀬「お二人がここで降りるということで、お見送りに」
「……」
「まぁ、ありがとう」
マリ「駅の外まで行くのなら荷物持ちます!」
「ふん、余計なお世話だ」
「もう、あなたったら……親切で言ってくれてるのに」
マリ「あはは……」
「まったく、おまえさんときたら……。なんで最後、乗っておったのか……」
マリ「?」
「この人ったら、マリちゃんが発車ギリギリで乗れるかどうかの賭けをしてたのよ」
マリ「え?」
報瀬「ということは、負け?」
「発車ギリギリというのが勝負所なんだから、乗っていたのなら勝負にならんだろ」
マリ「ええぇぇぇ……」
日向「賭けの対象にされてたか……ま、気にするな」ポンポン
「父さん、母さん」
みこと「?」
結月「家族の方……?」
栞奈「……みたいだね」
「……来ていたか」
「わざわざ迎えに来てくれたのね」
「長旅だったから疲れただろうと思ってさ……けど、元気そうで良かったよ」
報瀬「……」
「この子たちは?」
「列車で出会ったのよ。とてもよくしてくれたいい子たちなの」
「そうか……。両親の相手をしてくれてありがとう」
報瀬「い、いえいえ……そんな、礼を言われることじゃ……」
日向「こっちも話を聞かせてくれたりと、とても楽しかったので」
「うふふ、ありがとう」
「ほれ、さっさと帰るぞ」
「……はいはい。それじゃ、俺たちはこれで」
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