マリ「超特急デネブ?」結月「そうです」
1- 20
296:名無しNIPPER[saga sage]
2020/01/17(金) 15:47:14.94 ID:KOzKQsUKo

―― 展望車


栞奈「え、食堂車でキマリが働いてて……」

一輝「あの二人がディナーねぇ……」

日向「うむ。美味しそうだったぞ」

栞奈「なんで、そんな面白いこと呼んでくれなかったのー!?」

日向「茶々入れるからだよ」

報瀬「おかげでいいシーンが撮れたってディレクターさんが言ってた」

栞奈「『おかげで』って酷い言い方するじゃないか」

一輝「それで、その二人は?」

日向「秋槻さんは仕事に戻って、みことは着替えに」

一輝「……そうか」

栞奈「あー? ひょっとしてみことちゃんのおめかし姿見たかったんじゃないのー?」

一輝「別に」

栞奈「まーた、クールぶっちゃって〜」

一輝「うるさいな、お前は」

日向「なー、報瀬」

報瀬「なに?」

日向「そろそろ、やっとくか?」

報瀬「……なにを?」

日向「勉強会」

報瀬「あー……、うん。やるなら、明日の朝、ここで、かな?」

日向「そだな」

栞奈「え、勉強するの? 旅の途中で?」

日向「そりゃ……私ら受験生だし」

報瀬「私は、どうするか分からないけど……一応」

一輝「進学しないってことですか?」

報瀬「他にやりたいことがあって……。でも、おばあちゃんは大学行けって」

栞奈「そんなの止めてさ、どうせするなら次の観光地の勉強しましょうぜ」

日向「変な誘惑するな。キマリの為でもあるんだからな」

栞奈「ほら〜、名古屋城にひつまぶし、シャチホコの遊覧船が私たちを待ってるんだよ〜」

日向「しゃ、シャチホコの遊覧船……!?」

報瀬「日向、喰いつかないで」

一輝「進学……か」

栞奈「ちょっと、なに真面目ムード出してるの! 楽しい旅の途中でさ!」

日向「そういうお前も真面目に勉強するべきじゃないのか!」

栞奈「私はいいの、やるべきことやってるから」

日向「…………」

栞奈「あ、疑ってるね」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
545Res/802.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice