マリ「超特急デネブ?」結月「そうです」
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158:名無しNIPPER[saga sage]
2018/12/06(木) 13:35:48.59 ID:mha1Smx5o

―― マリの個室


マリ「よいしょ、っと」


コンコン


マリ「ん?」

コンコン

「私だけど、キマリ……もう寝た?」

マリ「起きてるよ〜。ちょっと待ってて〜」


ガチャ


マリ「どうしたの、報瀬ちゃん?」

報瀬「話、いい?」

マリ「いいよ〜。入って入って〜」

報瀬「うん、ごめんね、いきなり」

マリ「気にしないで。適当に座って」

報瀬「……うん」

マリ「話って?」

報瀬「私、この列車に乗っても、大した経験にならないって思ってた」

マリ「……どうして?」

報瀬「あの旅を経験しているから、それ以上の旅にはならないだろうって思って」

マリ「……」

報瀬「だけど、根本的に間違ってたみたい」

マリ「……根本的?」

報瀬「船の旅と、列車の旅。中身が全然違ったから」

マリ「そうだね〜。船は目的地までずっと一緒だけど、
   列車は目的地着いて出会ったり別れたりだから」

報瀬「うん」

マリ「でも良かった、そう言ってくれたら、もう楽しめるよね」

報瀬「なんか、脅迫みたい。楽しまないといけない、みたいな」

マリ「当然だよ。だって、次に列車が走るの、20年後だよ?」

報瀬「決定、なんだ」

マリ「うん、決定〜」

報瀬「まぁでも、うん……楽しまないとね」

マリ「うん!」

報瀬「さっきまで日向とも話してたんだけどね」

マリ「?」

報瀬「日向も同じだったみたい。車掌さんの話聞いて、見方が変わったって言ってた」

マリ「そうなんだ……」



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