108:名無しNIPPER[saga sage]
2018/08/10(金) 12:56:19.25 ID:BmPgE/vWo
―― 3号客車
報瀬「……信じられない……こんな罠があったなんて」
報瀬「ハッ!?」
報瀬「……」ササッ
......テッテッテ
「探せ探せー! 報瀬を見つけた者には金一封、キマリの財布から出るぞー!」
「よっしゃぁぁ!」
「わー! やめてやめてー!」
報瀬「……」コソコソ
結月「乗客のみなさんに迷惑ですから、静かにしてくださいー!」
みこと「……本当に車掌さんになってる」
テッテッテ......
報瀬「ふぅ……」
「うふふ、賑やかでいいわねぇ」
報瀬「あ、すいません……連れが騒がしくしてしまって」
「いいのよぉ、若い子はこれで」
報瀬「……」
「あなたは行かないの?」
報瀬「静かな方が好きなので」
「ふふ、そう」
みこと「……」
報瀬「ヒッ!?」ビクッ
みこと「私しかいないよ」
報瀬「なんだ……驚かさないでよ」
「はい、二人とも、これをどうぞ」
みこと「……?」
報瀬「みかん? ……あ、冷たい」
「さっき売り子さんから買ったの。でも、私ひとりじゃ食べきれなくて」
報瀬「ありがとうございます。いただきます」
「さ、あなたもどうぞ」
みこと「……ありがとうございます」
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