56: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 20:09:26.01 ID:zstzB+O7O
梨子「じゃあ改めて悪意と無関心なら、どっちが嫌?」
千歌「そりゃどっちも嫌だけど……今は無関心かな」
梨子「そっか。理由とか教えてくれる?」
千歌「うーん……誰からも関心を持ってもらえないのってさ、お化けになるようなものだと思うんだ。ちょっと変な例えだけどね」
梨子「怪獣の次はお化けねぇ」
梨子(千歌ちゃんは最終的に合成獣【キメラ】にでもなっちゃうつもりかな?)
千歌「うん。こっちからはみんなが楽しくお喋りしてるのがわかるんだ。でも自分はその輪の中に入っていけない。どうしてかわかる?」
梨子「うん。姿が誰の目にも映らないし、声も届かないからだよね? お化けのイメージって十人十色だけど、私はそんな印象があるな」
千歌「そんな感じ。みんなのすぐ近くにいるのに、いつも独りぼっち。気付いてもらいたくて色々試してみても、全部が無駄な一人芝居」
梨子「千歌ちゃん……」
梨子(曜ちゃんの「腰巾着」呼ばわりされてきた、千歌ちゃん自身の経験からきてるんだよね?)
千歌「0ってことは、つまりそういうことだよね? 誰一人、わたし達に興味を持って──」
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