32: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 19:44:04.58 ID:zstzB+O7O
ルビィ「ルビィは悪意かなぁ。一生懸命頑張ってるのを馬鹿にされたら、やっぱり泣きたくなるもん」
梨子「だよね、私もルビィちゃんと同じだよ。私だって遊びでやってきたつもりはないから」
ルビィ「それにルビィの場合、いっつもお姉ちゃんと比べられてきたし」
33: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 19:45:06.09 ID:zstzB+O7O
花丸「マルも無関心かなぁ」
ルビィ「花丸ちゃんもそっち側かぁ。どうして?」
梨子「別に派閥争いしてるんじゃないからね、ルビィちゃん」
34: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 19:46:07.80 ID:zstzB+O7O
梨子「もちろん人の命を奪ったことは許せないよ。だけど、独りになる寂しさはわからなくもないから」
梨子(ピアノが弾けなくなった時、まるで「そんな梨子に価値はない」って見放されたような孤独を感じてきた私には。本人らにその気はなくても、あの頃の私には──)
ギュッ
35: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 19:47:19.10 ID:zstzB+O7O
梨子「あの人にもみんなみたいに仲間や友達と呼べる人がいたら、悪鬼なんかにはならなかったのかな? ってね」
花丸「かもしれないずらね。ありがとう、ルビィちゃん♡」ニコッ
善子「そうね、リトルデーモン4号♡」ニコッ
36: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 19:48:21.99 ID:zstzB+O7O
下校時刻
梨子「んん〜っ、じゃあ今日はお開きにしましょ」ノビー
ルビィ「うんっ。お疲れ様、梨子さん」
37: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 19:49:23.90 ID:zstzB+O7O
善子「ヨハネよっ。もし千歌がまた凹んでたら、梨子が励ましてあげなさいよ」
梨子「千歌ちゃんが? この前ので立ち直れた気がするけど?」
善子「それはそうだけど、もしスクドル板を見てたら……」
38: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 19:50:25.55 ID:zstzB+O7O
バス内
ルビィ「それじゃ、ルビィ達はここで」ノシ
梨子「うん、お疲れ様」ノシ
39: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 19:51:26.97 ID:zstzB+O7O
下車
梨子(二人は何の話してるんだろう?)
曜「やっぱりaqoursに戻るつもりはないの?」
40: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 19:52:28.69 ID:zstzB+O7O
曜「もう一度頑張ろうよ。千歌ちゃんもそれを望んでる」
果南「千歌がね……」
梨子(そういえば千歌ちゃん「果南ちゃんも誘ったけど、断られちゃった」って話してたなぁ)
41: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 19:53:31.02 ID:zstzB+O7O
曜「そうかな?」
果南「そうだよ。別に千歌と一緒でさえあれば、スクールアイドルでなくてもいいんじゃない?」
曜「……そこは否定しないよ」
42: ◆ZHduIyUZNo[sage]
2018/07/30(月) 19:54:32.77 ID:zstzB+O7O
果南「それはないよ。少なくともあの頃の私は全身全霊を懸けていた」
曜「だったら──」
果南「今はもう、それだけの価値を見出だせない」
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