45:名無しNIPPER[saga]
2018/08/05(日) 02:39:33.64 ID:3MfjBCvM0
秋雲「あ、じゃあさ! こんど一緒に美術館行こうよ!」
風雲「え? でも、私そんな詳しくないわよ?」
秋雲「この秋雲さんが色々教えてあげるから大丈夫大丈夫! それに何も知らなくても美術館は案外楽しめるものだから!」
風雲「そういうもの?」
秋雲「そうだなーじゃあゴッホを観に行こう。ゴッホは筆づかいが変わってて実際に観ると絵具の盛り上がりとかで筆跡が明確に分かって面白いかも」
秋雲「『裏返しの蟹』なんて題材もシュールだし、カンバス上に絵具が山みたいな塊をつくっていて、実際に観にいく価値ありだよ!」
ゴッホ『裏返しの蟹』1889
img10.shop-pro.jp
風雲「なら、今度一緒に行きましょ」
秋雲「やったー風雲とデートだー!」
風雲「デートじゃないわよ! ばか!」
秋雲「えー? でも、秋雲は風雲のこと好きだよ?」
風雲「また適当なことを言って……」
秋雲「いやいや、風雲ぐらいだからねー。自分の薄い本を売ってくれるのに付き合ってくれる娘」
風雲「……え? ちょ、ちょっとどういうこと!」
秋雲「この前売り子手伝ってくれたじゃん?」
風雲「え? え? 私あれ、秋雲がまあそういうの描いているの知っていたから、内容もそんなだと思って、中身確認していなかったんだけど……?」
秋雲「自分の薄い本手売りするなんてすごいなーと思っていたんだけど」
風雲「ってちょっと待って! お客さんからすごくじろじろ見られてたのってもしかしてそれが原因!?」
秋雲「オーソドックスなイチャラブ系からキメセク陵辱系に公衆の面前のもと隠してバイブ突っ込んでいる羞恥系まで幅広く取り揃えていました」
風雲「……っ!?……っ!?」
風雲「……はあ。まあ過ぎ去ったことだしそのことは私のとても寛容な心で許してあげる……」
秋雲「聖人ここに現る」
風雲「別に完全に許したわけじゃないから! その前に行くところが出来ただけよ!」
秋雲「どこに行く気?」
風雲「提督のところよ! あの人、「様子を見に来たぞ」と言ってパラパラめくった後、「風雲お前も大変だな。何冊か包んでもらおう」ってめちゃくちゃ偉そうに買っていったのよ! その時は感謝したのに! 問いただしてくる!」
秋雲「あ。行っちゃった……美術館の件忘れないでよー!!」
95Res/74.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20