889: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2020/06/06(土) 05:12:15.79 ID:xN2dVukDO
そして
「でやああああ!」
私は左腕を振りかぶって武蔵に突進する
「来るか」
武蔵は私の攻撃の動作を注視している
私の左腕の攻撃は当たり前のように防がれてしまう。あまりに弱い攻撃に武蔵は反撃も忘れて怪訝な顔になる
「なんだそのパンチは?ふざけているのか」
武蔵のプレッシャーが一層強くなる、やばい…本気で死にそう
「うあああ!」
次に蹴りを放つもそれもあっさりと防がれる、私が攻撃する度に圧力が増して行く、武蔵の顔から表情が失せていく
「私は遊びでお前に手合わせを申し込んだ訳ではない。自らを高める為にお前を見込んだからだ」
ああああああああやばいやばい本気で怒ってる死ぬ私ここで死ぬ
「だがお前はそうやって…本気でやらないのならばここで…」
―――今です、構えて―――
私は武蔵に近付く、すると右腕が動き武蔵の腹部に拳を当てた、右の拳を
「今度はなんだ、これ以上私を侮辱するなら、ここで殺す」
そう言って武蔵が動きを見せた瞬間
―――この動作が可能な範囲まで近付く為には右腕だけでは足りません、貴女の弱い攻撃は逆に効果的でしたね―――
ズ ド ン!!!
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