873: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2020/06/05(金) 21:07:20.89 ID:DzjX24sDO
「ここには私の相手が出来る奴が他に居ないんだ、このままでは体が鈍ってしまう」
私だって無理なんだけどね!
「なに、ちょっとでいいんだ、ちょっとだけ、時間は取らせない」
怪しい勧誘みたいな言い方すんな
「……断ったら」
「まぁあとは一人で頑張れ」
「ぐうぅ…!」
あ…綾波ぃ
―――仕方無いですね、以前ならともかく今は私もあんまり死にたくはないですし―――
なんだか意味の解らない事を言うが、どうやら助けてくれるらしい
スッと私の右腕が勝手に動く。それを見て武蔵は嬉しそうに笑った。この脳筋め
「ならばいくぞ」
武蔵が―――構えた。ちょ…ここで!?
ズッ
「ひっ…」
周囲の空気が変わった、重力が何倍にもなったように感じる、呼吸すら満足に出来ない、下級の深海棲艦ならそのプレッシャーだけで殺せてしまえそうだ。私もその下級深海棲艦なんですけどね!
「ふっ」
武蔵が呼気を吐いてその拳を―――あ、綾波ぃ!
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