872: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2020/06/05(金) 21:05:52.73 ID:DzjX24sDO
「に……にゃ〜ん」
「なんだ猫か」
「ほっ…」
「とはならんよなぁ、出てこい、出ないのなら壁ごと吹き飛ばす」
―――この声は―――
「うん…」
仕方無くダクトから這い出すと私を見下ろす武蔵が居た
「何だ綾波じゃないか、お前を探している奴らが走り回っていたぞ」
「まぁその…のっぴきならない事情がありまして…」
「はっはっは、お前も年貢の納め時か」
笑い事じゃない、こっちは命掛かってるんだ
「誰彼構わず手を出すからこうなるんだ、少しは反省しろ」
―――ふふっ―――
同じ事言いやがった、あと笑うな
「助けてやってもいいが…私の頼みを聞いてくれるか?」
そら来た、だからこの人にはあまり会いたくなかったのに…
以前私は残党の深海棲艦との戦いでピンチになって綾波に助けを求めた。そしたら右腕だけとはいえそれはもう一瞬で蹴散らしてくれた
それを見られていたみたいで、事ある毎に私に手合わせを申し込んでくるようになってしまったのだ
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