804: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2020/05/19(火) 19:53:12.69 ID:V8lm4V7DO
>>796から
八島との戦いからしばらくして
修復された部屋で私達はまたいつもの様にくつろいでいた
あれからも現世では色々な事があった
反大本営派と大本営との対立が本格化する中で鉄の海域に鎮座していた繭がついに孵化した
それは世界中の深海棲艦のほとんどを吸収して生まれた深海棲艦の完全体であるという
「新棲姫さん…」
新棲姫「なんだ?」
「深海棲艦って虫なんですか?糸出したり繭から産まれたり…」
私にはたまに失言をする癖があるのを忘れていた。涙目の新棲姫さんにすごい睨まれてしまった…
そしてその完全体…現世では成虫と呼称されている辺りやっぱり
新棲姫「あ"?」
…その完全体にはおかしな事に一人の少女の人格が宿っていた。かつて龍驤さんが助けられなかった人間と深海棲艦との間に産まれた少女が
何故陸地で亡くなったはずの少女の人格が遠く離れた海の繭に宿っていたのか…。新棲姫さんはあくまでも仮説だがと前置きをして
新棲姫「件の少女は電車に引かれバラバラになった。もしかするとそこに大本営か組織が関わっていたのかもしれない」
「まさか…遺体の一部を回収して…?」
新棲姫「何らかの実験にそれが使われ、別の深海棲艦となっていて、それが繭に吸収されたという可能性だがどうだろうな」
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