75:名無しNIPPER[saga]
2018/12/29(土) 14:07:32.49 ID:BWF1i+bVO
「寒い……」
次の日、いつもと同じように男は洗面所に向かう。だがそこには何時もと違う光景があった。
このアパートの洗面所は狭く、出勤時間が重なる時間には渋滞する。男はそれを嫌いわざわざ早朝に目覚ましを合わせているのだ。そうすれば誰かとかち合うことは無かったのだが、今日の洗面所には人影が見える。
一人だけならそこまで混むことも無いと男は気にせず洗面所に向かう。すると男の気配に気付いたのかその人物がこちらを振り向いた
「ああああ、あの……こここ、この水道って……」
その人物は淡い桃色の髪の毛でまさにアザレアのような色をした女性だった
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