657: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/12/31(火) 08:38:34.58 ID:fQH11UZDO
『…あたしが話すよ』
Y子さんが一歩前に出て私達に向き直る
『あれは今まで見てきた普通の死者の魂とは違うもの。あれも兵器「八島」の一部』
「それって…」
『「八島」という名前は何も強い力だけをもたらす訳じゃない。あの兵器が大勢殺したという事実も必ず付いて回る…それが形になったのがあの死者達。現象にまでなってしまった怨念』
新棲姫「八島はそれを解っていてあれを出したのか?」
『どうかな…多分大丈夫と高を括ってたんだと思う。亡者なんてどれだけ現れようが関係無いって』
しかし実際は倒しても倒しても湧いてくる亡者の群。どれだけ単体として強かったとしてもあの数はどうしようもないと思えてしまう
島風「これからどうするの?」
【そうね…朝潮、あの弾はまだ持っているわね】
「ええ」
『撃ち込もうにも射程内に近付けないよね…』
【まずは移動しましょうか、艦橋へ行くわ】
私達は通路を進み階段を上る。所々先の八島との戦闘で破壊され通れない道もありその都度迂回せざるを得なかった
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