656: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/12/31(火) 08:35:21.72 ID:fQH11UZDO
早霜「…ええ、姉さんの暗示…そして私の仕掛けを解きたかったと…ずっとそれだけを考えていたわ…」
早霜はそう言って項垂れてしまった。髪の長さや雰囲気が幽霊のようだと思ったがまさに幽霊そのものな私達だったと思い直す
早霜「あれから…どうなったのかしら…時間の感覚も曖昧で、あの仕掛けは発動してしまったのかしら…ああ…朝霜姉さん…」
「大丈夫ですよ!」
早霜「…え?」
「貴女が決着を着けたんです、今の朝霜さんはすっかり元気ですよ」
そうして私はこれまであった朝霜さんに纏わる事を説明した
呪縛は完全に解けたと聞いた早霜は脱力したように呆けた後、静かに涙を流した
早霜「良かった…これでもう…未練は無いわ」
そして朝霜さんが司令官と龍驤さんの娘のような位置に収まっているという話になり
早霜「やっぱり…彼に任せて正解だった…」
と、安心したように微笑んだ
「早霜…いえ、早霜さん。未練は無いと言っても今は私達に力を貸してはくれませんか?」
早霜「…そうね、あんな存在が居たなんてまるで知らなかった、放っておいたらきっと姉さん達も危険…」
新棲姫「で、だ。そろそろ説明してくれるんだろうな。あの亡者達は何なんだ。前触れも無く現れた。…あんな大群が接近していたのに全く気付かなかった」
呂500「…突然現れたんですって」
900Res/720.55 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20