607: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/10/12(土) 01:45:53.55 ID:Oe8uISGDO
その後、あちらの新棲姫さんは漣さんにそれを話していた
秘密にとは言ったが話しても構わない、それを決めるのもまたワタシだと新棲姫さんは言っていた
新棲姫「これから先、環境と経験でまた違いは生まれるだろう、だがそれはもう齟齬ではない。あれが漣の潜水新棲姫その人だ」
モニター向こうで泣きながら懺悔する新棲姫さんを抱き締めている漣さんにもこれまでのような迷いは無かった。ようやく吹っ切れたのだろう
新棲姫「ありがとう漣…幸せに…さようなら」
最後に一筋涙を流して、新棲姫さんは笑顔を浮かべた
ズズン…
その時
ガチャ!
それまで部屋で休んでいたはずのY子さんが青ざめた顔で飛び出して来て
『お姉ちゃん…どうしよう…失敗した…来ちゃう!』
ズズン…ドドン!ドドドドドド!
揺れがどんどん近付いてくる。そして
ドオオオオオオン!!!
轟音と共に部屋の天井が跡形も無く吹き飛んだ。その先に居たのは…
今しがた部屋から飛び出して来た彼女と同じ姿、顔をした、しかし知らない…表情を浮かべた―――
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