574: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/09/24(火) 17:05:02.84 ID:140OFOwDO
それから病室では明石さんの必死の説得により秋津洲さんには過去と向き合う意志が芽生えたようだった
新棲姫「どうやら記憶も戻っているようだ。オマエの事も思い出しているかもしれないな、朝潮」
「それは別にどちらでもいいですよ。今の彼女には何より大切にするべき親友が居るんですから」
私が生きていた頃、あの鎮守府に居た頃、そんなのは結局出来なかった
司令官に拾われてからも駄々を捏ねて、聞く耳持たずで迷惑ばかりかけて、最後には…
「あーあ、もし昔の自分に会えたらなぁ…殴ってお説教したい気分です」
新棲姫「その気持ちは解らないでもないな…」
【私にも解るわ…それ】
「富士さんも?」
【まぁ…ね】
富士さんにもやっぱり後悔している事があるのだろうか
【昔の私はそれはもう…ええ、正直殴りたいわね】
新棲姫「ワタシ達と一緒だな」
「そうですね」
どんなに凄い人でもやっぱり後悔している事がある。間違えない人など居ない
私は取り返しのつかない間違いを犯してしまったけれど、まだ生きているならきっと…そう思うのだ
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