546: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/09/15(日) 04:18:05.60 ID:cTfw2jzDO
つまりは自分の大切なものの為なら他者を傷付けてもいいのかと
それに答える司令官はそれはもう辛そうで
「…どうしてあんな質問をしたんですか?」
若干責めるような口調になってしまう。だが新棲姫さんは大して気にした風も無く
新棲姫「そうだな…あのワタシが今考えてる事は解らないが…提督のスタンスをはっきり知りたかった…という所だろう」
「スタンス…」
新棲姫「提督は誰にも言われているように甘い、いざという時にその甘さから一番大切なものを取りこぼしてしまう恐れがある」
だから自分の口からはっきりと言わせて確認したかったのではないかと、それが解れば自分達も行動の指針を立てやすい…そう考えたのだろうという
新棲姫「まあ自分があの島風提督と同じだというのはさすがにどうかと思うがな」
「私は司令官はあんな事はしないと思います」
新棲姫「それはワタシも同感だ。例え同じ状況になったとして一線を越えはしないだろう。それが二人の違いだ」
間違いだと解っていても行動を起こした者、踏み止まれる者、どちらも大切な人の為に
私はその被害者の一人だけど…その気持ちだけは理解出来る
あの人は今も私の怨念を幻視して魘されているのだろうか
私本人はまあ許した…と言っても差し支え無い程度には向き合えるようになっているけれど
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