536: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/09/12(木) 08:59:27.97 ID:Gn1vPz2DO
彼女はその鎮守府でいじめに遭っていた
その相手が目の前で落ちていく姿に喜びを感じた
そんな自分に彼女は絶望してしまった
「夕張さんも山雲とかと同じく善良だったんでしょうね…少なくとも自分はそうだと信じていた」
私はどうだったか、憎い相手を事故ではなく自ら手にかけた当時はざまあみろと笑っていたような気がする
そうだとしてあまりダメージを感じない私は夕張さんから見たら輪をかけてクズだろうか
全ては今となってはと達観しているだけかもしれない
そうして自らに絶望して夕張さんは当ても無くさ迷い廃屋に隠れていた
そこに見慣れない艦娘が居た
「見たところ駆逐艦ですね…脱走というやつでしょうか」
『どうやら違うみたいだねぇ』
新棲姫「聞いてもいないのに勝手に喋っているな。どうやらスパイ活動の最中らしい」
夕張さんに銃を突き付けるが夕張さんの様子がおかしいのを見て取るとそれを下ろした
「どうやらそこまで悪い艦娘ではないようですね…危なかった…」
新棲姫「…頭を撃ち抜かれて死ぬのはあまりオススメしないな」
「それはそうですよ…」
頭を撃ち抜いた私が言える事ではないが。そもそも死に方に推奨されるものなど無いだろうけれど
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