510: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/07/18(木) 05:03:55.80 ID:bgBXNCBDO
『でもよっぽど我慢出来なかったんだろうねぇ。お姉ちゃんあそこのお酒の大ファンだから。新作と聞いて居ても立ってもいられなくなったと見た』
「それであの艦娘の身体を借りてまで列に並んだと…」
『この世界で唯一お姉ちゃんが割と自由に身体を借りられる相手だからね、あの三日月は。かと言ってあくまで利害の一致で協力してるらしいけど』
「唯一なんですか…?」
『…これだけ時間があって協力者はたったの一人、お姉ちゃんのコミュ障っぷりと言ったら…。今はまあ二人くらいにはなってるのかな』
富士さんとの出会いはまず誤解される所から始まる。そして割と高圧的にものを言うのでそれはまあ反発を受ける。そして交渉は決裂
どうして上手くいかないのかしら…と頭を捻る姿を前に見た記憶がある
そんな話をしていると並んでいる列が解散していくのが見えた。どうやら完売したらしい
その人の中で壁に手を付いて項垂れている艦娘、三日月の姿。今の中身は富士さんなのだろう…何だかものすごく落ち込んでいるようだ
『買えなかったんだね…』
流れてもいない涙を拭う仕草をするY子さんだった
900Res/720.55 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20