487: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/07/08(月) 01:28:29.73 ID:qkqheJjDO
>>475から
「つまり貴女が最初に亡くなったあの…」
潜水新棲姫「そうだ。だからと言って、あのワタシが偽物という訳ではないがな」
「そうなんですか?」
潜水新棲姫「記憶を保存した以降の事以外は同じだ。出来る限りその差異を小さくする為にギリギリまで粘ったが」
「粘った?」
潜水新棲姫「ああ、ワタシが整備士の元に向かったのは殺される一週間程前か。往復する体力を残しておかなければ意味が無いからな」
淡々と話す小さな深海棲艦に私は更に疑問をぶつける
「…いったいいつから見ていたんですか」
潜水新棲姫「ん?結構前からだな。最初は色々見て回っていた。まさか死後の世界が実在しているとは驚きだ」
持ち前の好奇心で辺りを散策していた彼女がこの場所を見付けるまで時間はそれほどかからなかったようだ
「だったら入ってくればよかったのに…」
潜水新棲姫「…漣が居たからな」
私がそう言うと潜水新棲姫は落ち込んだ様子でボソリと呟いた
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