474: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/06/22(土) 17:15:03.45 ID:rEPY++zDO
戻るまでの計画を立てていた割にはあっさりと復讐を阻止されてしまった漣さんはただ絶叫する事しか出来ない
【…それは仕方ないのかもね…身体はあちらにあり、何かを用意する事は不可能…出来るのは可能な限り接近したタイミングで戻る事くらい…】
「もう…見てられません…整備士さんはどうして…タシュケントを助けたりなんて…」
【他意は無いのでしょう。ただ救う為に救う。多少の損得勘定はあるにしても。それがよりにもよって殺し屋だったのは彼等自身も予想外だったとは思うけれど】
タシュケントが死んだままなら、時間はかかるが漣さんが別の道を見出だすまで私達で支えていければと思っていた
しかし仇は生きていた、それを知ってしまった。もはや彼女の心はそれ一色に染まり、新しい何かなど入る余地は無くなってしまっていた
あの時、あの場面さえ見ていなければ…おそらくはそれは無意味だろう。いずれは知ってしまう事は避けられなかったように思う
そんな時、映像の中で整備士さんが驚くべき事を話し出した
生前の潜水新棲姫が自らの記憶をデータ化しておくように整備士さんに頼んでいたらしい。その上で死地へと向かい、そして殺された
「こうなる事は折り込み済みという事ですか…ほんとに頭良かったんですね潜水新棲姫は…」
しかし潜水新棲姫は自らを再現するに当たって条件を出していたらしい。それまでの自分とは無関係として扱うようにと
「どういう事なんでしょうか…」
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