383: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/05/09(木) 05:51:19.32 ID:P2dcfLCDO
「ところでその整備士さんってどんな人なんでしょうね」
『おやぁ?珍しいねぇ、朝ちゃんがあの鎮守府以外に興味を持つなんて』
「別に興味なんて…ただちょっと気になっただけです」
とんでもない技術をただ人を救う為だけに使っているらしい。司令官以外にそんな人間が存在するとは正直信じられなかった。何度か助けてもらったというのも何か下心があっての事だと思っていた
『まあたまには別の所を見るのもいいんじゃないかな。ポチっとな』
Y子さんが映像を切り替えるとそこは深海棲艦の基地跡のようだった。所々修理の跡が見えるが深海棲艦の姿は見当たらない
その基地の手前に見覚えのある人影があった
「あれは早霜?どうしてこんな所に…」
『当然だけど帰って来たという訳じゃ無さそうだね。潜入かな』
「たった一人で…とは言っても彼女は不死身に近い身体でしたね…」
周囲を警戒しながら進む早霜、しかしその背後に音も無く現れたのは深海海月姫だった
「あいつが居るという事はここは深海提督の…?」
そして深海海月姫は早霜を羽交い締めにして動きを封じた。それからどうするのかと思っていると一瞬何かが光ったように見えた
「スタンガン?早霜は…気絶していますね」
『あの深海棲艦が何か使ったか、周囲に罠を仕掛けていたってとこだろうね』
そして深海海月姫は昏倒した早霜を抱えて基地の中へと入っていく
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