340: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/21(日) 15:55:01.10 ID:H5a88qZDO
叢雲さんの病室で卯月さんのビデオレターを観ている叢雲さん弥生さん、そして司令官と龍驤さん
それはもう必死なものだった。一人ぼっちにされるのは嫌だと泣きそうになりながら、最後には我慢出来ずに涙ながらに訴えていた
それを見た弥生さんは泣き始め、叢雲さんも反省したかのように項垂れる。結局この二人には卯月さんが必要なのだと解った
『実際大した子だよね卯月って』
「そうですね…彼女は何が起きても最後まで絶望はしないような気がします」
それから叢雲さんと弥生さんは返信のビデオレターを撮り始めている。そしてお返しにと卯月さんの大好きなイタズラを仕込んでいる
これも愛情表現なのだろう
痛みを与えなくとも、痛みを受け入れなくとも愛情を伝える事は出来る。二人は気付いているだろうか
暴力によって繋がっていた時よりも楽しそうな笑顔を自分達が浮かべている事に
きっと卯月さんが居る限り二人は大丈夫なのかもしれない。私は楽観的だとは思いつつもそう信じるのだった
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