339: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/21(日) 15:52:07.52 ID:H5a88qZDO
そして弥生さんをボコボコにしようとする叢雲さんは止めに入った神通さんに取り押さえられそのまま病院送りになった
片や弥生さんも自分を責めるあまりとんでもない事をしようとする
「ちょっと…また…自殺…?」
後ろでガタンと何か音が聞こえた気がしたが敢えてそちらは見ないようにする
「はっきり言って安易過ぎますね。まだ二人共生きていてやり直しが出来るのにすぐに諦めて逃げようとしている」
確かに叢雲さんの身体については取り返しは効かないだろう。だからと言って自殺するにはまだまだ軽いと私には見える。まあ自殺しても許される理由など無い方がいいに決まっているけど
そして弥生さんはおそらく漣さんの真似をして精神の自殺を図るが失敗していた
『まぁそれも当然だよねぇ。毎日死にたい死にたい思ってても死ねないのと一緒で本来勝手に生きようとするのが生き物というやつだからね』
「私から言わせれば絶望が足りませんね。失敗するのも当然です」
彼女に比べたら…
そしていつも通り目覚めた弥生さんに重巡さんが怒っていた。心がそう簡単壊せてたまるかと、何故立ち向かわないのかと、そして
≪もうあんな思いはしたくないんだ…≫
怒りながらも哀しげそう言っている重巡棲姫さん
…貴女にも聞こえた筈ですよね
私は背後の部屋に意識を向ける。すると微かに啜り泣く声が聞こえた。何かは伝わったのだろうか…
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