263: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/04(木) 05:14:19.58 ID:NvpBgk+DO
その後はまるで石が坂を転げ落ちて行くように状況が動いていく
泣き叫ぶ初期艦さん、恋人の遺体を食べようとする初期艦さん、挙げ句司令官達に当たり散らし龍驤さんの首を絞める初期艦さん
しかし突然叫び出し走り去っていく初期艦さん
誰が見ても解る。彼女は壊れかけていると
「彼女のこんな姿…想像も出来ませんでした…」
『無理も無いよ…。幸せの絶頂から一気に地の底まで突き落とされたようなものだからね…』
そうか…彼女の精神は決して弱くはなかった。むしろあの鎮守府の中では強い方だった筈
それが一気に崩壊寸前までになってしまっている。その激しすぎる落差から受けるダメージは私には計り知る事すら出来ない
咳き込む龍驤さんを介抱する司令官。追いかけようか迷う素振りを見せていたが結局追いかけはしなかった
ここで追いかけていたらまた結果は違ったのだろうか。司令官なら龍驤さんを背負ってでも追いかけるだろうと思っていた
おそらくは別れた事が影響していたのかもしれない。この場合は悪い方に
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