245:名無しNIPPER[sage]
2019/03/27(水) 19:29:19.91 ID:PLkbc2WBO
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金狂いと言われてしまった陽炎はいつものように演説を始める。金色こそ至高だ。金色こそ高貴なのだ。金色こそ…
その演説を二人は聞き流しながら艤装をしまう。汗を流しに風呂にでも行こうかと話していると何か飛翔物がこちらに向かってくるのが見える。
「あれなんやと思う?」
「深海の艦載機では無いですね」
「もっと大きい。飛行機ほどは無さそうや」
「大型のドローンでしょうか」
「一理あるな」
相変わらず演説を続ける陽炎は視界には入らず黒潮と不知火はその飛翔物を目で追う。あれは攻撃能力のあるドローンだという最悪の状況を予測していたがどうやらそれが現実になりそうだった。
「こっちに向かってきとるな。迎撃準備や」
「海に出ますか?」
「それやと間に合わんかもしれんからここからやる。装備を実弾に切り替えるで」
「了解」
「いつまでやっとんねん陽炎!」
「はえ?」
「未確認飛行物体を発見や迎撃準備!」
「えぇえっと、了解!」
まだ熱弁を振るっていた陽炎は慌ててスーツを装着する。彼女の迎撃準備が整うと飛行物体はそれを確認したように三人に急降下を始めた。
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