33:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 16:55:20.49 ID:YwSoJMOz0
清澄陣営に戻ると、須賀くんとまこ、二人の尖兵が既に戻っていた。
「意外と早かったのね二人とも。はいまこ、これ傘ね」
「お、あったんか。よかったわ」
「見つけたのは咲だけどね」
「そうなんか、ありがとのぅ、咲」
「いえ、はい」
「それで、白糸台はどうだった?」
単刀直入に聞くと、須賀くんが気持ち肩を落としながら答える。
「それがですね……受け取ってもらえませんでした」
「受け取ってもらえなかった? クッキーを?」
「ですね、間に合ってるって」
「ぼちぼち応援組も広間に集合だって、帰り支度しとったわ」
門前払い……狂が付くほどというのは、やはり噂に過ぎなかったんだろうか。でもなにも、白糸台の女子は宮永照一人じゃない。
「うーん、五人揃ってクッキー嫌いとかなのかしら?」
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