190:名無しNIPPER[sage saga]
2018/09/02(日) 18:36:01.04 ID:rr1Aanow0
3466BDGGH三五七西 ツモ:F 打:西
3466BDFGGH三五七 ツモ:5 打:H
34566BDFGG三五七 ツモ:六 打:F
34566BDGG三五六七 ツモ:C 打:三
34566BCDGG五六七 ツモ:A 打:D
34566ABCGG五六七 ツモ:7 打:6
34567ABCGG五六七 ツモ:白 打:白
34567ABCGG五六七 ツモ:4
あった、この牌譜だ。南三局を終えたときにふと感じた、東四局への違和感の正体。気のせいではなかった。
「ゆみ、これ見て」
「東四の……最初か。宮永照の五翻20符和了だな」
「そう。で、その前の局なんだけど」
「二翻40符。和了は同じく宮永照」
「えっ……なに、怖い。いちいち牌譜覚えてるの……」
「まさか。その辺りが印象に残っていただけだよ。『いつもは段階を踏んで打点を
上げる宮永照が、2600点の次に12000点を和了した』、そういう話だろう」
「あれ、気付いてたの」
私より先に気付いてたのかもしれない。私が見られない角度から見ていたんだから、ゆみなら当たり前といえば当たり前だ。でも私の話も当然、ここまでじゃない。
「なら話が早いわね。質問、宮永照はなんで今回そうしたと思う?」
「なんで、ってたまたま手がそうなった……のはあり得ないか。この局はタンヤオ、ピンフにドラの二筒も加わって三翻30符が確定している状態からさらにリーチとツモがついてる。故意に高くする意図が無ければリーチはしない」
「そうね」
「そもそもこのリーチもおかしい。宮永照がリーチをかけるのは、ダマでは難しくなってくる倍満あたりからだ。松実さんの妹とあたったときでさえ跳満からでしかリーチはかけなかった。……そういえば、不要なリーチといえば二本場のときもそうか。あれも倍満確定している状態から三倍満へと押し上げるリーチだった」
言われてみれば……。手元の、ゆみに返していないほうの牌譜を見る。確かにリーチで11翻確定、ツモで役満だ。二位で24700点持ちの優希でさえ振り込めば飛んでいた。心臓が縮こまりそうだが、今は推論の後押しだ。
数秒黙りこくった末思考がまとまったのか、手探りをするようにゆみが呟く。
「いつもよりリーチをかけるラインを下げているんだよな。それと宮永さん勝とうとしているというより……なるべく早急にこの勝負を終わらせようとしている?」
「うん。私もそう考えた」
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