127:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/10(金) 16:57:20.94 ID:xYguyNQm0
「ならいい。じゃあ行こうか、照を一人で待たせている」
「そうね。じゃあ皆、弘世さんについてきましょう」
回れ右をし、弘世さんが先導して元来た道を歩き始める。
「そういえば竹井。電話で言ってた『話したいこと』ってのは加治木さんのことでよかったのか?」
「あ、そうだった。ゆみのことじゃなくてね。関係あると言えばあるんだけど、」
今後の行動に関わる……かもしれないことだ。ちゃんと訊いておかなければ。
「東京にいる内に鶴賀と美味しいもの食べに行こうって話になっててね。弘世さん、どこかこの辺でオススメのスイーツ店ってない? ケーキバイキングとか」
「ケーキバイキングか……。それはちょっと思い付かないが、スイーツ店で良ければ、私の一押しはシェ アンディ ラボってところだな。フランス菓子店だが、この時期はかき氷なんかも扱っている」
「へぇー。じゃあそこに決めた!」
「軽いな……。私もそんなに詳しくないし、もう少し考えたほうがいいと思うぞ」
「いいのよ。郷に入れば郷に従えって言うでしょ。美味しくなかったら弘世さんの名前で誤魔化せるし」
「おい」
「冗談。弘世さん達も一緒にどう?」
「……考えとくよ」
「そう、よろしくね」
よし、訊ねたいことはだいたい済ました。
そろそろ対局に向けて心の準備をするとしよう。備えるべきは万全まで備えた。後はなるようになれだ!
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